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Java案件の相場は?フリーランスで案件獲得する7つのポイントや高単価で稼ぐ方法を紹介

「Java」はプログラミング言語の中でも、圧倒的な支持率と普及率で、Webサービスやアプリ開発など、さまざまな開発現場で採用されている言語です。

Googleが開発に用いている「Google三大言語(Java、C++、Python)のひとつ」と言ったら、その支持率の高さが伺えるのではないでしょうか。

採用率が高いため、需要も高くフリーランス向けの案件も多くあります。

今回は、そんなJava案件について
・Java案件を探しているフリーランスの方
・フリーランスを目指しているエンジニアの方
に向けて、案件獲得に向けた7つのポイントをご紹介します。

1.Javaのメリット・デメリット
2.案件獲得のために勉強しておくべきフレームワーク
3.フリーランス向けの業務内容
4.フリーランス向けJava案件の相場
5.Java案件の勤務形態
6.高単価で案件を獲得するための方法
7.Java案件は未経験フリーランスには難しい現状

ポイントを押さえて、案件獲得を目指しましょう。

1. Javaの他にはないメリット・デメリット

他にも言語がある中で、Javaを利用するメリットとデメリットをご紹介します。
案件を探すときの参考にもなるので、フリーランスの方はしっかり把握しておきましょう。

Javaのメリット

Javaを使用する大きなメリットの1つとして「汎用性」がよく挙げられます。
JavaはJVM(Java仮想マシン)言語といって、OSにインストールしておけばMacでもWindowsでも実行可能な言語です。
そのため一度書いたコードをあらゆるプラットフォームで使用可能なことから、様々な種類の案件において需要があります。

またそのことからどの環境へも依存しないタイプの言語のため「安全性」も担保しています。

そして他のプログラミング言語と比べても「処理速度(実行速度)が速い」のもメリットの1つです。
Javaは"コンパイラ言語"といって、プログラミング言語をハードウェア上で機械語に変換する動作を、実行ファイル作成段階で行える言語です。
それによって、実行するときの処理速度が比較的早くなります。

以上の理由から大規模かつセキュリティ重視の開発に重宝されますし、分野の広い言語なので、フリーランスエンジニアを目指す人にもおすすめです。

Javaのデメリット

Javaにはメリットがある反面、もちろんデメリットもあります。
まずは、オブジェクト指向(プログラムの独立性・再利用性・拡張性に優れているタイプ)の言語であることから、高性能な反面「高難易度」かつ「独学では厳しい」といった点です。
そのため今からフリーランスエンジニアを目指す方が習得するのはとても困難です。

しかし需要が高い分、案件も多い言語ですので、既に似ている構文の言語(C++やC#)を習得済みの方は是非チャレンジしてみてください。

また、大規模なシステムの開発に適してはいますが小規模なシステムの開発となると、時間や手間などの「工数が多い」というデメリットもあります。
便利だからといってどの規模の会社にも適しているわけではないので、案件を探しているフリーランスの方は理解しておきましょう。

2. Java案件獲得のために勉強しておくべきフレームワーク

「フレームワーク」とは事前に記述されている再利用可能なコードのことです。
フレームワークはアプリケーション作成のテンプレとして利用でき、必要なコードの入力で動作させることができるのです。
Javaの案件を受けるフリーランスの方にとって、事前に習得しておくべきフレームワークがいくつかあるのでご紹介します。

案件数の多いフレームワーク

まず、Javaを利用する公開案件の中で多用されるフレームワークとして「Spring」「SpringBoot」「Struts」が挙げられます。
フリーランスに向けた公開案件数では断トツで「Spring」が多いです。
高い拡張性が特徴である「Spring」を習得しておくだけでも、Webアプリケーションやクラウドサービス等、幅広いジャンルの開発が可能になります。

高単価なフレームワーク

続いて、Javaを利用する公開案件の中で高単価なフレームワークとして「PlayFramework」「SA Struts」「GWT」が挙げられます。
中でも高単価が見込める「PlayFramework」は、高速で開発が行えてリソースも少ないことでWEBアプリ開発にも適しています。

近代的で最新技術にも対応していますが、まだ習得していないフリーランスも多いことから平均的に単価の高いフレームワークだと考えられます。

3. Java案件でフリーランスができる業務内容

これまで紹介してきた通り、Javaは汎用性の高い言語である特徴から、幅広いジャンルの案件において需要があります。
主な業務内容として、

・WEBサービスの開発…採用例:Twitter
・スマホアプリの開発…採用例:Android
・基幹システムの開発…採用例:銀行、クレジットカード会社、運送会社
・デスクトップアプリの開発…採用例:Netbeans、Eclipse

が挙げられます。
大規模な開発に適しているだけでなく、高い安全性を元に、金融企業等の大量情報を管理するシステム開発にも採用されているのです。

4. Java案件で経験者・未経験者フリーランスが稼げる月収の相場

Javaは高難度な言語である分、案件は経験者フリーランス向けのものが多くあります。
未経験者フリーランスの場合は、簡単な機能導入案件の獲得を目指しましょう。1つの単価相場は2万円ほどです。

Java開発経験年数が3年以上になると多くの案件から選べるようになり、月収約50万円以上の案件もあります。
Javaは70万円台の案件も多くあり、経験年数や実績さえあればフリーランスでも月収100万円を狙える言語です。

実際に「moveIT!」で紹介している案件の相場は以下のとおりです。
スキル 金額/月
Java 50〜100万円
AWS 50〜90万円
Azure 50〜90万円
C言語 50〜70万円
Go 50〜100万円
JavaScript 50〜100万円
PHP 50〜80万円
Python 50〜90万円
Ruby 50〜90万円
SQL 40〜60万円
Unity 60〜80万円
VBA 50〜70万円
職業分類 金額/月
AIエンジニア 60〜150万円
ネットワークエンジニア 40〜100万円(AIもできると120万円以上)
プログラマー 50〜70万円
SE 60〜80万円
PL 65〜85万円
PM 75〜110万円

5. Java案件でフリーランスができる勤務形態

Javaの案件に限らず、フリーランスの方が特に気になる条件の1つとして、業務形態や副業への適性だと思います。
そんな方に向けて、続いては在宅・リモートや出勤日数に関する情報をご紹介します。

在宅・リモートが少ない理由

まずはフリーランスの方が気になる業務形態からです。
率直に、Javaを使用する業務内容の場合は「在宅・リモート可能な案件が少ない」のが現状です。

理由は、Javaの開発案件にはテスト実行しながら少しずつ仕様を細かく詰めていく"アジャイル開発"が多くあるからです。
そのためフリーランスに関わらず、社内に常駐させるケースが多くあります。

また管理システム等の案件の場合は、セキュリティ上データを社外へ持ち出すことができないケースもあることから、比較的「在宅・リモート可能な案件が少ない」と考えられます。

出勤日数が週5の理由

先に説明した通り、Javaを使用する際は"アジャイル開発"タイプの案件が多くあることから、基本的には「出勤日数は週5」です。

他の理由としては、Javaエンジニアが活躍する案件は「客先常駐型」のSIer系企業が出していることが多いです。
そのためフリーランスでも案件主である企業の顧客先に常駐することになります。

もし在宅・リモートや、出勤日数が少ない案件を希望するフリーランスの方は、融通の利くベンチャー企業の自社開発等に絞ってみましょう!

6. Javaの高単価案件をフリーランスが獲得するために

続いてはJavaの高単価案件をフリーランスが獲得するための方法を見ていきます。
高単価案件を獲得するためには、Javaの基礎知識があるだけでは難しいものです。
フリーランスとしてレベルアップルすためにも、このステップに是非チャレンジしてみてください。

Javaに取って代わる言語を習得しておく

まずはJavaに取って代わるような互換性がある言語を習得しておくことです。
案件の中でも需要が上がっているのが「Scala」と「Kotlin」です。
よく高単価であるスマホアプリ案件に利用されます。

これらもとても効率性が高く、スタートアップやベンチャーのような中小企業で採用されることが多くなってきました。
しかしまだ「Scala」と「Kotlin」を使用できるフリーランスが少ないことから、高単価になるケースが増えているのです。

Javaと似ているので習得しやすいですし、Javaと共通のフレームワークもあるので是非チャレンジしてみてください!

Javaのフレームワークを習得しておく

続いてはJavaのフレームワークを習得しておくことです。
フレームワークは高速かつ効率的な開発を実現するために有効な手段でもあります。
企業側としては、案件自体をできるだけ効率的かつ迅速に進めていきたいものです。
そのためフレームワークを使えるフリーランスはとても需要があるので、高速開発の案件は単価が上がりやすい傾向にあります。

主要となるSpring Frameworkの中でも人気の「Spring Boot」の習得はもちろん必須です。
また「Play Framework」は、CPUリソースやメモリ使用量を軽減できることからWEBアプリやスマホアプリのバックエンドでよく利用されます。
また先ほど紹介した言語「Scala」でも活用できるので、是非チャレンジしてみてください。

開発における周辺知識やサーバーサイド知識をつけておく

続いてはJavaの基礎知識だけでなく、開発の周辺知識やデータベース知識を付けておくことです。

フリーランスが高単価案件を獲得するためには、できるだけ広い知識で専門的な知識を付けておく必要があります。
WEB系であれば「JSP」「Servlet」のようなサーバーサイド知識が必要です。
またネットワーク、OS、データベースのような専門知識もつけておくと、多ジャンルの高単価案件を選べますよ!

上流工程やマネジメントの経験を積む

最後は、Java案件における上流工程での開発経験や、その中でのマネジメント経験を積んでおくことです。
上流工程で開発することは、設計から開発、運営までに携わることになります。
またマネジメントでは、サービス提供までをコントロールする力を付けられます。
これらの経験があるフリーランス自体がどうしても少ないので、上流工程の開発は高単価になりやすいです。

フリーランスで初めて上流工程、マネジメントというのはどうしても難しいので、できればそれまでの勤め先で経験しておくことがベストです。

7. Java案件は未経験フリーランスにとっては獲得が難しい

今からJavaを習得して案件獲得を目指したい方に知っておいてほしいのは、「未経験ではフリーランスは厳しい」ということです。
難易度もそうですが実践経験がないとできない業務内容が多いので、最初からJava案件で高収入を目指すのは避けた方がいいです。

Javaを使いたいのであれば、言語学習可能な会社でエンジニアとしての経験を積み、獲得案件の幅を広げてからフリーランスを目指しましょう!

Java案件の特徴を理解してフリーランスで稼ごう!

今回はJavaを使用した案件を探しているフリーランスの方に向けて、心得ておいてほしいポイントを7つご紹介しました。

Javaの月収相場は約50〜100万円で、高収入が期待できる言語になります。案件の種類や経験年数によっては、最初から高い報酬を得るのはむずかしいかもしれません。しかし、Javaは需要の高い言語であり、使用できるエンジニアが重宝されるため、取得しておきたい言語の一つです。

一方で、初心者には厳しかったり、フリーランスが希望する在宅やリモートは少ないという特徴も忘れてはいけません。
メリット・デメリットを理解したうえで、案件を探してくださいね。

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