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フリーランスエンジニアになるには?独立するのにベストなタイミングはある?

日本のIT業界は「2030年には最大で79万人不足する」と予測されています。

企業は常に優秀な人材を求めており、ITエンジニアにとっては供給より需要が上回る、いわゆる「売り手市場」の状況です。

さらに、コロナ禍の影響でテレワーク(在宅勤務)が普及し、働きやすい環境が整いつつあります。

フリーランスエンジニアとして活動できれば、会社員のように場所や時間に縛られず、PCひとつで自由に働ける点が最大の魅力でしょう。

この記事では以下の内容を紹介します。

1. フリーランスエンジニアとは
2. 未経験からフリーランスエンジニアになるには
3. 未経験(実務経験なし)からフリーランスになるのは難しい?
4. 現役エンジニアがフリーランスになるための6ステップ
5. フリーランスエンジニアになるのにベストなタイミング
6. フリーランスエンジニアを目指す方によくある質問


好きな仕事を通じて理想の働き方を実現したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニアとは

フリーランスエンジニアとは、特定の会社に属さず、業務委託契約を結んで個人でエンジニアの仕事を請け負う働き方です。

納期を守れる限り、働く時間や場所は自由であり、会社員のような勤務の縛りから解放されます。

ただし、フリーランスは個人事業主として働くため、厚生年金や雇用保険といった会社員向けの社会保険制度に加入することはできません。

また、税金の管理や申告もすべて自分でおこなう必要があります。

その一方で、仕事に関連する費用を経費として計上できるため、適切に対応すれば節税につながることもあります。

フリーランスエンジニアの平均年収はこちらの記事を参考にしてください。

関連記事:フリーランスエンジニアとは?平均年収やメリット、独立までのステップなど徹底解説

未経験からフリーランスエンジニアになるには

未経験からフリーランスエンジニアを目指す場合、まずはプログラミングを学ぶ必要があります。

企業がフリーランスに求めるものは教育が必要なく、すぐに現場で動ける「即戦力」になる人材です。

そのため、未経験のままフリーランスを目指すと、案件獲得が難しく収入が不安定になる可能性があります。

このように、即戦力になれる知識とスキルが必須です。

ここでは、プログラミングスキルを身につけられる3つの方法を紹介します。

スクールに通う

プログラミングを学ぶ方法として、スクールに通うのは最も一般的で堅実な方法でしょう。

スクールには無料と有料のものがありますが、「無料は質が低い」「有料なら質が高い」と一概に判断することはできません。

無料のスクールでも、生徒が就職できないと人気や評判が下がってしまうため、充実したカリキュラムを提供していることが多い傾向にあります。

ただし最も重要なのは、どのスクールを選ぶかではなく、「自分のやる気」や「学ぶ姿勢」です。

スクールはあくまでもサポート程度に考え、主体的に学ぶことで、就職してからも役立つスキルやマインドを身につけられるでしょう。

職業訓練校で学ぶ

職業訓練校は、国や都道府県から受託を受けて、転職に必要なスキルを学ぶ場です。

条件を満たせば、給付金を受け取りながら知識やスキルを身につけられます。

ただし、地域によって受講できるカリキュラムが限られていたり、開講時期が指定されていたりするため、自分のタイミングで始められないことがあります。

そのため、職業訓練校は「利用できたらラッキー」程度に考え、スクールや転職などほかの方法も検討しておくと良いでしょう。

ITエンジニアに就職・転職する

未経験からフリーランスエンジニアになるための最短ルートは「エンジニア未経験OKの企業に就職して経験を積む」ことです。


企業で1〜3年ほどエンジニアとして経験を積むことで、独立後に必要なスキルと実績を得られるので、結果的に安全かつ効率的なキャリアパスになります。

また、最近ではエンジニア未経験者を積極的に採用している企業が多いため、定期的に求人情報を確認したり、エージェントへ相談したりするのもおすすめです。

未経験(実務経験なし)からフリーランスになるのは難しい?

結論からお伝えすると、未経験からでもフリーランスエンジニアになれます。

しかし、それは決して簡単な道ではありません。

フリーランスエンジニアとして安定した収入を得るには「スキル」が必要です。

また、クライアントとのやりとりを円滑にするためのコミュニケーション能力、スケジュールや税金などを適切に管理する自己管理能力も求められます。

そのため、実務で活かせるスキルを身につけるには、一度企業で働いてみるのが良いでしょう。

会社で学びながら、副業としてフリーランスの案件に取り組み、独立後のイメージを具体化していくのがおすすめです。

現役エンジニアがフリーランスになるための6ステップ

では、すでに一定のスキルを持つエンジニアがフリーランスとして独立を目指す場合、どのように始めれば良いのでしょうか。

ここでは、フリーランスエンジニアの始め方を6つのステップで紹介します。

1. 副業としてエンジニア案件にチャレンジする

現在エンジニアとして働いていたり、過去に経験があったりする場合は、副業としてエンジニア案件にチャレンジするのがおすすめです。

案件のなかには、単価が低めでも、休日や本業の合間に取り組める軽めの案件があります。

まずは、会社に頼らず自分の力で収入を得る感覚を掴むことが大切です。

副業を通じて少しずつフリーランスとしての働き方に慣れながら経験を積むことで、リスクを抑えつつスムーズに独立を目指せます。

2. 新たなスキルを身につける

副業として案件に取り組み始めたら、それと並行して新たなスキルを身につけることも重要です。

スキルの幅を広げることで、対応できる分野が増え、結果として収入アップにもつながります。

とくに需要が高い言語や最先端スキルを学ぶと、効率良く市場価値を高められるでしょう。

たとえば、GoやJava、JavaScriptといった言語は幅広い分野で活用されており、高い需要があります。

また、AI関連のスキルを持つエンジニアはとくに高い市場価値があるため、積極的に学んでみると良いでしょう。

3. セミナーや勉強会などの交流会に参加

副業でエンジニアに慣れてきたら、セミナーや勉強会、交流会に参加してみましょう。

このようなイベントは、同じ目標を持つ仲間と知識を共有できる場です。

さまざまな業種で活動している「フリーランス」だけのイベントや、「フリーランスエンジニア」限定のものもあります。

また、フリーランスエンジニアとして成功するには人脈作りが非常に重要です。

このような交流会で気づいた人脈が、将来的に案件やクライアントの紹介につながる可能性があります。

業界のトレンドを知る機会にもなるため、積極的に参加してみましょう。

4. 自分のWebサイトやポートフォリオを作っておく

フリーランスになる前に、エンジニアとしてのスキルや実績をポートフォリオにまとめたり、自身のWebサイトを作成し、まとめたりしておきましょう。

これらは、案件獲得の際に自分をアピールする手段となり、面接や契約をスムーズに進める助けになります。

また、WebサイトやポートフォリオをSNSで発信することで、エンジニアを探している企業の目に留まる可能性も広がります。

将来の仕事のチャンスを増やすためにも、見やすく魅力的なポートフォリオやWebサイトを用意しておきましょう。

5. 独立のために開業手続きをする

フリーランスエンジニアになるには、まず独立のための開業手続きが必要です。

・開業日から1か月以内に「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署へ提出
・市区町村役場の窓口で「国民年金」と「国民健康保険」の手続き


今まで会社にやってもらっていた税金関連をすべて自分でやらなければいけません。

自分ひとりで管理するのが難しい場合は、クラウド会計ソフトの活用税理士にお願いするのも一つの方法です。

6. 実際に案件を探す

ポートフォリオや開業手続きなど、フリーランスエンジニアになる準備が整ったところで、次は長期案件探しです。

これまでは、本業の合間にできる低単価の案件を多くこなしていましたが、フリーランス一本で生活する場合、収入が安定しやすい長期契約の案件を獲得することが最も安心する方法です。

ただし、ひとりで優良案件を見つけるのは難しいため、エージェントの活用がおすすめです。

IT総合会社が運営している「moveIT!」は、フリーランスITエンジニアに特化した案件を多く取り扱っているため、求職者のスキルや希望に合った仕事を見つけるサポートを提供しています。

たとえば、2024年12月現在では以下のような求人があります。
プログラミング言語 案件内容 契約形態 契約期間 月給
Java 通信系システム開発支援PM/PL フリーランス 長期 70〜83万円
Python システム開発案件 フリーランス 11月 ~ 2025年春頃 ※延長可能性有 80~90万円
最新案件一覧を見てみる
また、案件探しだけでなく、スキルの教育や独立起業支援、税理士紹介などのサービスも充実しているので、ぜひ利用してみてください。

フリーランスエンジニアになるのにベストなタイミング

フリーランスエンジニアとして独立するタイミングの目安は、最低3年ほどの実務経験を積み、スキルに自信がついたときです。

また、自分の強みを確立することも、フリーランスとして成功するために欠かせない要素です。

得意分野や特化したスキルを持つエンジニアは、クライアントから信頼を得やすく、案件の獲得にも有利になるためです。

また、独立する際は、moveIT!のようなエージェントサービスの活用も検討しましょう。

エージェントは、独立の準備や案件獲得のサポート、さらにはキャリア相談にも応じてくれるため、スムーズなスタートを切る助けになります。

moveIT!を利用した体験談

moveIT!」では、エンジニアに特化した仕事の紹介をおこなっています。

フリーランス、正社員、派遣社員など、さまざまな働き方に応じた紹介が可能です。

ここでは、実際にmoveIT!を利用し、フリーランスとして活動している方の体験談を紹介します。
moveIT!を活用してフリーランスエンジニアとして働いている斉藤さん(仮名・30代女性)は、収入アップを目的にフリーランス転身を決めたようです。

実際にフリーランスエンジニアになった結果、会社員時代の月給20万円未満から約50万円稼げるようになったとのことです。

さらに、以下のようなメリットも実感している斉藤さん。

「ほかの方への指導がない分、業務に集中して向き合える」
「親睦会や飲み会などに参加する必要がなくなり、自分の時間を取り戻せた!」

ほかにも、moveIT!を利用した方の多くの体験談をいただいているので、ぜひ参考にしてください。

エンジニアインタビュー

フリーランスエンジニアを目指す方によくある質問

フリーランスエンジニアを目指す際に疑問に思われやすい点をまとめました。

Q. ITエンジニアに向いている人は?

ITエンジニアに向いている人は、コンピュータの仕組みや、プログラミングに関心のある方が向いている傾向にあります。

Q. 文系はITエンジニアになれない?

文系でもITエンジニアになれます。エンジニアに文系理系は関係ありません。また、英語をマスターしている必要もありません。やる気と興味があれば、誰でも目指せる職業です。

Q. 別の職種から転職で目指すことはできる?

エンジニアは別の職種からでも目指せます。ただし、未経験から転職した場合、最初の数年間は前職の給料より低くなるケースが多いため、その期間を乗り越えられるかどうかが重要なポイントです。

まとめ

フリーランスエンジニアになるには、即戦力になる特化したスキルや実務で使える能力が必要です。

そのため、未経験からフリーランスエンジニアを目指す場合は、ITエンジニアとして就職・転職することが1番の近道になります。

すでにエンジニアとしての実務経験がある方は、副業として個人で仕事を請け負うことから始めてみましょう。

フリーランスとして本格始動するときは、moveIT!のようなエージェントを利用し、独立までのサポートサービスを受けながら理想の働き方を実現させてください。

コラム著者情報

moveIT運営事務局


moveIT!は機械的なマッチングだけでなく、人との繋がりを重視したIT専門の求人紹介サポートサービスです。
フリーランスの他、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・インターン、またはIT業界への就職転職希望者、IT業界での将来独立・起業を目指している方々など、働き方や経験者/未経験者を問わず幅広く総合的に支援するサービスをご提供しております。

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