フリーランスが払う税金と節税のコツまとめ
フリーランスが払う税金と節税のコツまとめ
働き方改革の流れでフリーランス人口が増加傾向にありますが、フリーランスになってあらためて税金について考えたという方は多いのではないでしょうか?「源泉徴収?」、「消費税?」って何かわからず、一番困るのは確定申告の際でしょう。そんな方のために、フリーランスが支払う税金の種類と簡単な節税について紹介させていただきます。
フリーランスは個人事業主
「はれて会社勤めから解放されて、心機一転、今日からフリーランス。」と浮かれる方もいるのではないでしょうか。しかし、フリーランスになるということは「個人事業主」になるということを意味します。
個人事業主とは、会社などの法人とはことなり、個人が事業を行う形態のことを言います。事業主とは、事業を行う主体を指し、法人以外の者が営業を行う主体を言います。個人事業主になった場合は、これまで会社に所属していた場合とはことなり、あらゆる税金の申告やそのための記録を全部自分でやらなければなりません。これまでいかに会社が面倒な手続きをしてくれていたかを感じることになるかもしれませんが、これこそがフリーランスの醍醐味とも言えます。
フリーランスが支払う税金の種類とは?
個人事業主は、自分で全部行う必要があります。そういうわけで、税金の支払いの準備をしておく必要がありますが、フリーランスが支払う税金はどういう種類があるのでしょうか?おもなものとしては、下記のものがあります。
①所得税
②住民税
③個人事業税
■所得税
所得税とはそのまんまで、フリーランスの1月から12月までの収入に対して、控除額を除いた金額に一定の税率が乗じられて計算される税金です。みなさまもサラリーマン時代に良く耳にされたのではないでしょうか。控除額には基礎控除と特別控除が認められます。「控除ってなに?」とあらためて感じる方のために説明すると、控除とは「あるものから引くこと」です。つまり、控除が認められるとは、本来の収入から引くことのできる金額があってその分だけ、税率を掛ける基礎の金額がさがるということです。ちなみに、控除の種類としては、基礎控除、青色申告特別控除、医療費控除、社会保険控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険控除などがあります。一番有名なのは基礎控除で一律に38万円を収入から差し引くことができます。38万円の根拠は国がなんとなく考える「あ~、年間これくらいは最低でも経費がかかるよね?」という金額です。
■住民税
住民税も聞き馴染みのある言葉ではないでしょうか。そうです。毎年6月ごろ通知がくるものですが、所得税と同様に収入に応じて一定の税率がかされます。また、所得税と同じように「基礎控除」があり、その金額は所得税の場合とは違って、33万円となります。
住民税には所得に応じてかかる「所得割」と呼ばれる部分と、そこに居住していることに応じてかかる「均等割」があります。住民税の税率は各自治体によってことなります。最近では収入がことなっても税率がすべて同じという自治体もあります(例:船橋市)。一方で、より複雑に所得に応じて細かく計算している自治体もあります(例:東京都各23区など)。
■個人事業税
フリーランスは「事業主」なので、事業を行うことそのものに税金がかかります。「え?ただ事業するだけで税金かかるの?」と思われた方。
そうです。税金とはそういうものなんです。ちなみに、この個人事業税は業種ごとにその税率が決まっています。
税率ごとにざっくり分類すると、小売・流通業や士業などのサービス業は5%、畜産・水産業は4%、あんま・マッサージ業は3%となっています。
経費にできるものと経費にできないものとは?
フリーランスで気になるのは、「なにが経費で認められるか?」だと思います。経費で認められるもので一番大きいものとは、「家賃」ではないでしょうか。フリーランスの多くは、自宅を事務所としている場合がほとんどですが、自宅が賃貸の場合には、この賃料のうち事務所として使用している部分に関して、経費が認められます。
フリーランスの税金対策のススメ
フリーランスの税金対策のススメは、「レシートは捨てない」です。サラリーマン時代では、スーパーやコンビニで支払ったレシートはすぐに捨てていたこと思います。でもちょっと待ってください。そのレシート、フリーランスにとっては「お宝」なんです。
どういうことでしょうか。まずこの説明の前に、ぜひやっていただきたいのが、必ず自分のために記帳を行うようにして欲しいということです。記帳とは、そのまんま記録を付けることですが、これはお金の流れを記録しておくということです。
そして、さきほどのレシートの話ですが、この記帳をキチンと行っていれば、青色申告というお得な制度を利用でき、なおかつレシートに記載の金額が経費として認められる場合があるということです。フリーランスになったらレシートは捨てないのが常識です。
まとめ
フリーランスにこれからなる方、あるいは既になった方で確定申告を経験していない場合には、「税金」ときいてもピンとこなでしょう。税金はあらゆる場面で請求されます。確定申告は2月にありますが、その直前になってからあせるのは避けたいものです。是非、ご自身の事業にかかる税金について関心をもってもらい、フリーランスとなった自由の身を謳歌してみてください。
コラム著者情報
moveIT運営事務局
moveIT!は機械的なマッチングだけでなく、人との繋がりを重視したIT専門の求人紹介サポートサービスです。
フリーランスの他、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・インターン、またはIT業界への就職転職希望者、IT業界での将来独立・起業を目指している方々など、働き方や経験者/未経験者を問わず幅広く総合的に支援するサービスをご提供しております。
「はれて会社勤めから解放されて、心機一転、今日からフリーランス。」と浮かれる方もいるのではないでしょうか。しかし、フリーランスになるということは「個人事業主」になるということを意味します。
個人事業主とは、会社などの法人とはことなり、個人が事業を行う形態のことを言います。事業主とは、事業を行う主体を指し、法人以外の者が営業を行う主体を言います。個人事業主になった場合は、これまで会社に所属していた場合とはことなり、あらゆる税金の申告やそのための記録を全部自分でやらなければなりません。これまでいかに会社が面倒な手続きをしてくれていたかを感じることになるかもしれませんが、これこそがフリーランスの醍醐味とも言えます。
個人事業主とは、会社などの法人とはことなり、個人が事業を行う形態のことを言います。事業主とは、事業を行う主体を指し、法人以外の者が営業を行う主体を言います。個人事業主になった場合は、これまで会社に所属していた場合とはことなり、あらゆる税金の申告やそのための記録を全部自分でやらなければなりません。これまでいかに会社が面倒な手続きをしてくれていたかを感じることになるかもしれませんが、これこそがフリーランスの醍醐味とも言えます。
フリーランスが支払う税金の種類とは?
個人事業主は、自分で全部行う必要があります。そういうわけで、税金の支払いの準備をしておく必要がありますが、フリーランスが支払う税金はどういう種類があるのでしょうか?おもなものとしては、下記のものがあります。
①所得税
②住民税
③個人事業税
■所得税
所得税とはそのまんまで、フリーランスの1月から12月までの収入に対して、控除額を除いた金額に一定の税率が乗じられて計算される税金です。みなさまもサラリーマン時代に良く耳にされたのではないでしょうか。控除額には基礎控除と特別控除が認められます。「控除ってなに?」とあらためて感じる方のために説明すると、控除とは「あるものから引くこと」です。つまり、控除が認められるとは、本来の収入から引くことのできる金額があってその分だけ、税率を掛ける基礎の金額がさがるということです。ちなみに、控除の種類としては、基礎控除、青色申告特別控除、医療費控除、社会保険控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険控除などがあります。一番有名なのは基礎控除で一律に38万円を収入から差し引くことができます。38万円の根拠は国がなんとなく考える「あ~、年間これくらいは最低でも経費がかかるよね?」という金額です。
■住民税
住民税も聞き馴染みのある言葉ではないでしょうか。そうです。毎年6月ごろ通知がくるものですが、所得税と同様に収入に応じて一定の税率がかされます。また、所得税と同じように「基礎控除」があり、その金額は所得税の場合とは違って、33万円となります。
住民税には所得に応じてかかる「所得割」と呼ばれる部分と、そこに居住していることに応じてかかる「均等割」があります。住民税の税率は各自治体によってことなります。最近では収入がことなっても税率がすべて同じという自治体もあります(例:船橋市)。一方で、より複雑に所得に応じて細かく計算している自治体もあります(例:東京都各23区など)。
■個人事業税
フリーランスは「事業主」なので、事業を行うことそのものに税金がかかります。「え?ただ事業するだけで税金かかるの?」と思われた方。
そうです。税金とはそういうものなんです。ちなみに、この個人事業税は業種ごとにその税率が決まっています。
税率ごとにざっくり分類すると、小売・流通業や士業などのサービス業は5%、畜産・水産業は4%、あんま・マッサージ業は3%となっています。
経費にできるものと経費にできないものとは?
フリーランスで気になるのは、「なにが経費で認められるか?」だと思います。経費で認められるもので一番大きいものとは、「家賃」ではないでしょうか。フリーランスの多くは、自宅を事務所としている場合がほとんどですが、自宅が賃貸の場合には、この賃料のうち事務所として使用している部分に関して、経費が認められます。
フリーランスの税金対策のススメ
フリーランスの税金対策のススメは、「レシートは捨てない」です。サラリーマン時代では、スーパーやコンビニで支払ったレシートはすぐに捨てていたこと思います。でもちょっと待ってください。そのレシート、フリーランスにとっては「お宝」なんです。
どういうことでしょうか。まずこの説明の前に、ぜひやっていただきたいのが、必ず自分のために記帳を行うようにして欲しいということです。記帳とは、そのまんま記録を付けることですが、これはお金の流れを記録しておくということです。
そして、さきほどのレシートの話ですが、この記帳をキチンと行っていれば、青色申告というお得な制度を利用でき、なおかつレシートに記載の金額が経費として認められる場合があるということです。フリーランスになったらレシートは捨てないのが常識です。
まとめ
フリーランスにこれからなる方、あるいは既になった方で確定申告を経験していない場合には、「税金」ときいてもピンとこなでしょう。税金はあらゆる場面で請求されます。確定申告は2月にありますが、その直前になってからあせるのは避けたいものです。是非、ご自身の事業にかかる税金について関心をもってもらい、フリーランスとなった自由の身を謳歌してみてください。
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フリーランスの他、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・インターン、またはIT業界への就職転職希望者、IT業界での将来独立・起業を目指している方々など、働き方や経験者/未経験者を問わず幅広く総合的に支援するサービスをご提供しております。
①所得税
②住民税
③個人事業税
■所得税
所得税とはそのまんまで、フリーランスの1月から12月までの収入に対して、控除額を除いた金額に一定の税率が乗じられて計算される税金です。みなさまもサラリーマン時代に良く耳にされたのではないでしょうか。控除額には基礎控除と特別控除が認められます。「控除ってなに?」とあらためて感じる方のために説明すると、控除とは「あるものから引くこと」です。つまり、控除が認められるとは、本来の収入から引くことのできる金額があってその分だけ、税率を掛ける基礎の金額がさがるということです。ちなみに、控除の種類としては、基礎控除、青色申告特別控除、医療費控除、社会保険控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険控除などがあります。一番有名なのは基礎控除で一律に38万円を収入から差し引くことができます。38万円の根拠は国がなんとなく考える「あ~、年間これくらいは最低でも経費がかかるよね?」という金額です。
■住民税
住民税も聞き馴染みのある言葉ではないでしょうか。そうです。毎年6月ごろ通知がくるものですが、所得税と同様に収入に応じて一定の税率がかされます。また、所得税と同じように「基礎控除」があり、その金額は所得税の場合とは違って、33万円となります。
住民税には所得に応じてかかる「所得割」と呼ばれる部分と、そこに居住していることに応じてかかる「均等割」があります。住民税の税率は各自治体によってことなります。最近では収入がことなっても税率がすべて同じという自治体もあります(例:船橋市)。一方で、より複雑に所得に応じて細かく計算している自治体もあります(例:東京都各23区など)。
■個人事業税
フリーランスは「事業主」なので、事業を行うことそのものに税金がかかります。「え?ただ事業するだけで税金かかるの?」と思われた方。
そうです。税金とはそういうものなんです。ちなみに、この個人事業税は業種ごとにその税率が決まっています。
税率ごとにざっくり分類すると、小売・流通業や士業などのサービス業は5%、畜産・水産業は4%、あんま・マッサージ業は3%となっています。
フリーランスで気になるのは、「なにが経費で認められるか?」だと思います。経費で認められるもので一番大きいものとは、「家賃」ではないでしょうか。フリーランスの多くは、自宅を事務所としている場合がほとんどですが、自宅が賃貸の場合には、この賃料のうち事務所として使用している部分に関して、経費が認められます。
フリーランスの税金対策のススメ
フリーランスの税金対策のススメは、「レシートは捨てない」です。サラリーマン時代では、スーパーやコンビニで支払ったレシートはすぐに捨てていたこと思います。でもちょっと待ってください。そのレシート、フリーランスにとっては「お宝」なんです。
どういうことでしょうか。まずこの説明の前に、ぜひやっていただきたいのが、必ず自分のために記帳を行うようにして欲しいということです。記帳とは、そのまんま記録を付けることですが、これはお金の流れを記録しておくということです。
そして、さきほどのレシートの話ですが、この記帳をキチンと行っていれば、青色申告というお得な制度を利用でき、なおかつレシートに記載の金額が経費として認められる場合があるということです。フリーランスになったらレシートは捨てないのが常識です。
まとめ
フリーランスにこれからなる方、あるいは既になった方で確定申告を経験していない場合には、「税金」ときいてもピンとこなでしょう。税金はあらゆる場面で請求されます。確定申告は2月にありますが、その直前になってからあせるのは避けたいものです。是非、ご自身の事業にかかる税金について関心をもってもらい、フリーランスとなった自由の身を謳歌してみてください。
コラム著者情報
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moveIT!は機械的なマッチングだけでなく、人との繋がりを重視したIT専門の求人紹介サポートサービスです。
フリーランスの他、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・インターン、またはIT業界への就職転職希望者、IT業界での将来独立・起業を目指している方々など、働き方や経験者/未経験者を問わず幅広く総合的に支援するサービスをご提供しております。
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