SEのスキルアップ!プロジェクト管理の基本「PMBOK」について知ろう!【前編】
SEのスキルアップ!プロジェクト管理の基本「PMBOK」について知ろう!【前編】
自ら手を動かし、システムを作り上げていくのがSEの主たる目的と思われがちですが、実際に求められるスキルや能力は、決してそれだけには留まりません。
ワンランク上のSEに求められるものの最たるものが、プロジェクト管理です。
チームを率い、いかに効率的にシステムを作り上げることができるか。
そうしたマネジメントも成しえてこそ、本当に実力のあるSEと言えるでしょう。
そこで知っておきたいのが、PMBOKというプロジェクト管理手法です。
前編となる今回は、PMBOKの基本と概要について解説していきます。
PMBOKとは
PMBOKとは、Project Management Body of Knowledgeの略称で、プロジェクトマネジメントに関する手法やノウハウをまとめたものです。
1987年に、プロジェクトマネジメントの普及拡大を推進する非営利団体PMIによって作られ、現在ではプロジェクトマネジメントに関する世界標準知識として世界中に広がっています。
PMBOKの目的と意義
PMBOKの主な目的は、「QCD(品質、費用、納期)の向上」です。
プロジェクトをしっかりとマネジメントすることにより、より高い品質の製品を、より安い費用で、より早く作ることを目指します。
PMBOKが提唱され、注目を集める以前から、QDCの向上はすべての生産者が目標とするものであり、プロジェクトマネジメントそのものは行われていました。
しかし、基準となる考え方がなかったため、どうしても属人的なマネジメントにならざるを得なかったり、具体的なアクションが見えて来なかったりと、思い通りの結果を残すことができませんでした。
ところが、PMBOKの登場により、プロジェクトマネジメントが体系化され、より具体的な指針を見つけ出すことができるようになったのです。
PMBOKに必要な5つのプロセス
PMBOKでは、プロジェクト達成までを5つのプロセスに分けて考えます。それぞれ紹介していきましょう。
立ち上げプロセス
その名の通り、プロジェクトを立ち上げる際に通るべきプロセスが、この立ち上げプロセスです。
この段階で、プロジェクトの目的や目標、それに掛かる予算やもたらされる成果、関係者の選定などを行います。
計画プロセス
立ち上げプロセスで定めた目的や目標に対し、それを達成するための計画を立案していくのが計画プロセスです。
具体的な作業項目の策定や目標の洗練など、具体的でかつ達成可能な計画を立てていかなければなりません。
実行プロセス
計画プロセスが完了すると、いよいよその計画に基づいた実行プロセスに移っていきます。
実際にアクションを起こすことによって、計画段階では気が付かなかった過不足が見つかる場合もあり、その際は計画を新たに練り直す必要も出てきます。
監視・管理プロセス
実行中のプロジェクトが計画通りに進捗しているかをチェックするのが、監視・管理プロセスです。
継続的にチェックを行い、計画との差異が見られた場合には、早めの対策をうっていきます。
終結プロセス
すべてのプロセスが完了し、プロジェクトが終了すると、終結プロセスに移ります。
ここでは、単にプロジェクトを終了させるだけでなく、そこで得られた情報や成果を収集し、次のプロジェクトに向けて活かしていくことが求められます。
PMBOKに必要な10の知識
PMBOKにおけるプロジェクトマネジメントの5つのプロセスを紹介してきましたが、それらを行う上で必要になる知識(見るべきポイント)が10個あります。
ここからはそれら10の知識について紹介していきましょう。
①スコープ管理
スコープ管理とは、プロジェクトの範囲(スコープ)を定めることによって、プロジェクトの目標とそれを達成するために必要なタスクを具体化し、目標達成の確実性を上げるために必要な知識です。
PMBOKにおいて最も重要な項目とも言われており、ここの精度をいかに上げることができるかで、プロジェクトの成否が決まってきます。
②スケジュール管理
その名の通り、各プロセスや作業に要する時間やスケジュールを管理し、生産性を高めていくのがこの知識です。正確なスケジュールを得るためには、資源や人的リソースについても深く知っておく必要があります。
③コスト管理
プロジェクトを予算内で完了させるために必要なコストを算出し、予算設定やコントロールを行うのがコスト管理です。限られた予算の中でいかに効率を高めていけるかを考えていかなければなりません。
④品質管理
プロジェクトが自己満足で終わらず、しっかりとクライアントが求めるものとなっているのかをチェック・管理するのが品質管理です。各プロセスの出来についても、逐一チェックしていく必要があります。
⑤資源管理
プロジェクト達成のための人材や物的資源を調達・管理し、最適なチームを作り上げるのが資源管理です。掛けられるコストとも相談しながら、より良いチームを作っていきましょう。
⑥コミュニケーション管理
チームメンバーを含めたすべての関係者との適切なコミュニケーションを行うために情報の収集や配布を行います。
ただ伝達するのではなく、理解を得るところまでが求められます。
⑦リスク管理
プロジェクト遂行の際に懸念されるリスクを洗い出し、それらをコントロールしていくのがリスク管理です。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
上で紹介した9つの知識をまとめ、プロジェクト全体の方針を決めていくのが総合管理です。
総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネジメントの基本となるPMBOKについて、その基礎部分を中心に解説してきました。
自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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「SEのスキルアップ -プロジェクト管理の基本「PMBOK」について知ろう!【後編】
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moveIT運営事務局
moveIT!は機械的なマッチングだけでなく、人との繋がりを重視したIT専門の求人紹介サポートサービスです。
フリーランスの他、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・インターン、またはIT業界への就職転職希望者、IT業界での将来独立・起業を目指している方々など、働き方や経験者/未経験者を問わず幅広く総合的に支援するサービスをご提供しております。
ワンランク上のSEに求められるものの最たるものが、プロジェクト管理です。
チームを率い、いかに効率的にシステムを作り上げることができるか。
そうしたマネジメントも成しえてこそ、本当に実力のあるSEと言えるでしょう。
そこで知っておきたいのが、PMBOKというプロジェクト管理手法です。
前編となる今回は、PMBOKの基本と概要について解説していきます。
PMBOKとは、Project Management Body of Knowledgeの略称で、プロジェクトマネジメントに関する手法やノウハウをまとめたものです。
1987年に、プロジェクトマネジメントの普及拡大を推進する非営利団体PMIによって作られ、現在ではプロジェクトマネジメントに関する世界標準知識として世界中に広がっています。
1987年に、プロジェクトマネジメントの普及拡大を推進する非営利団体PMIによって作られ、現在ではプロジェクトマネジメントに関する世界標準知識として世界中に広がっています。
PMBOKの目的と意義
PMBOKの主な目的は、「QCD(品質、費用、納期)の向上」です。
プロジェクトをしっかりとマネジメントすることにより、より高い品質の製品を、より安い費用で、より早く作ることを目指します。
PMBOKが提唱され、注目を集める以前から、QDCの向上はすべての生産者が目標とするものであり、プロジェクトマネジメントそのものは行われていました。
しかし、基準となる考え方がなかったため、どうしても属人的なマネジメントにならざるを得なかったり、具体的なアクションが見えて来なかったりと、思い通りの結果を残すことができませんでした。
ところが、PMBOKの登場により、プロジェクトマネジメントが体系化され、より具体的な指針を見つけ出すことができるようになったのです。
PMBOKに必要な5つのプロセス
PMBOKでは、プロジェクト達成までを5つのプロセスに分けて考えます。それぞれ紹介していきましょう。
立ち上げプロセス
その名の通り、プロジェクトを立ち上げる際に通るべきプロセスが、この立ち上げプロセスです。
この段階で、プロジェクトの目的や目標、それに掛かる予算やもたらされる成果、関係者の選定などを行います。
計画プロセス
立ち上げプロセスで定めた目的や目標に対し、それを達成するための計画を立案していくのが計画プロセスです。
具体的な作業項目の策定や目標の洗練など、具体的でかつ達成可能な計画を立てていかなければなりません。
実行プロセス
計画プロセスが完了すると、いよいよその計画に基づいた実行プロセスに移っていきます。
実際にアクションを起こすことによって、計画段階では気が付かなかった過不足が見つかる場合もあり、その際は計画を新たに練り直す必要も出てきます。
監視・管理プロセス
実行中のプロジェクトが計画通りに進捗しているかをチェックするのが、監視・管理プロセスです。
継続的にチェックを行い、計画との差異が見られた場合には、早めの対策をうっていきます。
終結プロセス
すべてのプロセスが完了し、プロジェクトが終了すると、終結プロセスに移ります。
ここでは、単にプロジェクトを終了させるだけでなく、そこで得られた情報や成果を収集し、次のプロジェクトに向けて活かしていくことが求められます。
PMBOKに必要な10の知識
PMBOKにおけるプロジェクトマネジメントの5つのプロセスを紹介してきましたが、それらを行う上で必要になる知識(見るべきポイント)が10個あります。
ここからはそれら10の知識について紹介していきましょう。
①スコープ管理
スコープ管理とは、プロジェクトの範囲(スコープ)を定めることによって、プロジェクトの目標とそれを達成するために必要なタスクを具体化し、目標達成の確実性を上げるために必要な知識です。
PMBOKにおいて最も重要な項目とも言われており、ここの精度をいかに上げることができるかで、プロジェクトの成否が決まってきます。
②スケジュール管理
その名の通り、各プロセスや作業に要する時間やスケジュールを管理し、生産性を高めていくのがこの知識です。正確なスケジュールを得るためには、資源や人的リソースについても深く知っておく必要があります。
③コスト管理
プロジェクトを予算内で完了させるために必要なコストを算出し、予算設定やコントロールを行うのがコスト管理です。限られた予算の中でいかに効率を高めていけるかを考えていかなければなりません。
④品質管理
プロジェクトが自己満足で終わらず、しっかりとクライアントが求めるものとなっているのかをチェック・管理するのが品質管理です。各プロセスの出来についても、逐一チェックしていく必要があります。
⑤資源管理
プロジェクト達成のための人材や物的資源を調達・管理し、最適なチームを作り上げるのが資源管理です。掛けられるコストとも相談しながら、より良いチームを作っていきましょう。
⑥コミュニケーション管理
チームメンバーを含めたすべての関係者との適切なコミュニケーションを行うために情報の収集や配布を行います。
ただ伝達するのではなく、理解を得るところまでが求められます。
⑦リスク管理
プロジェクト遂行の際に懸念されるリスクを洗い出し、それらをコントロールしていくのがリスク管理です。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
上で紹介した9つの知識をまとめ、プロジェクト全体の方針を決めていくのが総合管理です。
総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネジメントの基本となるPMBOKについて、その基礎部分を中心に解説してきました。
自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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moveIT運営事務局
moveIT!は機械的なマッチングだけでなく、人との繋がりを重視したIT専門の求人紹介サポートサービスです。
フリーランスの他、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・インターン、またはIT業界への就職転職希望者、IT業界での将来独立・起業を目指している方々など、働き方や経験者/未経験者を問わず幅広く総合的に支援するサービスをご提供しております。
プロジェクトをしっかりとマネジメントすることにより、より高い品質の製品を、より安い費用で、より早く作ることを目指します。
PMBOKが提唱され、注目を集める以前から、QDCの向上はすべての生産者が目標とするものであり、プロジェクトマネジメントそのものは行われていました。
しかし、基準となる考え方がなかったため、どうしても属人的なマネジメントにならざるを得なかったり、具体的なアクションが見えて来なかったりと、思い通りの結果を残すことができませんでした。
ところが、PMBOKの登場により、プロジェクトマネジメントが体系化され、より具体的な指針を見つけ出すことができるようになったのです。
PMBOKでは、プロジェクト達成までを5つのプロセスに分けて考えます。それぞれ紹介していきましょう。
立ち上げプロセス
その名の通り、プロジェクトを立ち上げる際に通るべきプロセスが、この立ち上げプロセスです。
この段階で、プロジェクトの目的や目標、それに掛かる予算やもたらされる成果、関係者の選定などを行います。
計画プロセス
立ち上げプロセスで定めた目的や目標に対し、それを達成するための計画を立案していくのが計画プロセスです。
具体的な作業項目の策定や目標の洗練など、具体的でかつ達成可能な計画を立てていかなければなりません。
実行プロセス
計画プロセスが完了すると、いよいよその計画に基づいた実行プロセスに移っていきます。
実際にアクションを起こすことによって、計画段階では気が付かなかった過不足が見つかる場合もあり、その際は計画を新たに練り直す必要も出てきます。
監視・管理プロセス
実行中のプロジェクトが計画通りに進捗しているかをチェックするのが、監視・管理プロセスです。
継続的にチェックを行い、計画との差異が見られた場合には、早めの対策をうっていきます。
終結プロセス
すべてのプロセスが完了し、プロジェクトが終了すると、終結プロセスに移ります。
ここでは、単にプロジェクトを終了させるだけでなく、そこで得られた情報や成果を収集し、次のプロジェクトに向けて活かしていくことが求められます。
PMBOKに必要な10の知識
PMBOKにおけるプロジェクトマネジメントの5つのプロセスを紹介してきましたが、それらを行う上で必要になる知識(見るべきポイント)が10個あります。
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①スコープ管理
スコープ管理とは、プロジェクトの範囲(スコープ)を定めることによって、プロジェクトの目標とそれを達成するために必要なタスクを具体化し、目標達成の確実性を上げるために必要な知識です。
PMBOKにおいて最も重要な項目とも言われており、ここの精度をいかに上げることができるかで、プロジェクトの成否が決まってきます。
②スケジュール管理
その名の通り、各プロセスや作業に要する時間やスケジュールを管理し、生産性を高めていくのがこの知識です。正確なスケジュールを得るためには、資源や人的リソースについても深く知っておく必要があります。
③コスト管理
プロジェクトを予算内で完了させるために必要なコストを算出し、予算設定やコントロールを行うのがコスト管理です。限られた予算の中でいかに効率を高めていけるかを考えていかなければなりません。
④品質管理
プロジェクトが自己満足で終わらず、しっかりとクライアントが求めるものとなっているのかをチェック・管理するのが品質管理です。各プロセスの出来についても、逐一チェックしていく必要があります。
⑤資源管理
プロジェクト達成のための人材や物的資源を調達・管理し、最適なチームを作り上げるのが資源管理です。掛けられるコストとも相談しながら、より良いチームを作っていきましょう。
⑥コミュニケーション管理
チームメンバーを含めたすべての関係者との適切なコミュニケーションを行うために情報の収集や配布を行います。
ただ伝達するのではなく、理解を得るところまでが求められます。
⑦リスク管理
プロジェクト遂行の際に懸念されるリスクを洗い出し、それらをコントロールしていくのがリスク管理です。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
上で紹介した9つの知識をまとめ、プロジェクト全体の方針を決めていくのが総合管理です。
総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネジメントの基本となるPMBOKについて、その基礎部分を中心に解説してきました。
自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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この段階で、プロジェクトの目的や目標、それに掛かる予算やもたらされる成果、関係者の選定などを行います。
立ち上げプロセスで定めた目的や目標に対し、それを達成するための計画を立案していくのが計画プロセスです。
具体的な作業項目の策定や目標の洗練など、具体的でかつ達成可能な計画を立てていかなければなりません。
具体的な作業項目の策定や目標の洗練など、具体的でかつ達成可能な計画を立てていかなければなりません。
実行プロセス
計画プロセスが完了すると、いよいよその計画に基づいた実行プロセスに移っていきます。
実際にアクションを起こすことによって、計画段階では気が付かなかった過不足が見つかる場合もあり、その際は計画を新たに練り直す必要も出てきます。
監視・管理プロセス
実行中のプロジェクトが計画通りに進捗しているかをチェックするのが、監視・管理プロセスです。
継続的にチェックを行い、計画との差異が見られた場合には、早めの対策をうっていきます。
終結プロセス
すべてのプロセスが完了し、プロジェクトが終了すると、終結プロセスに移ります。
ここでは、単にプロジェクトを終了させるだけでなく、そこで得られた情報や成果を収集し、次のプロジェクトに向けて活かしていくことが求められます。
PMBOKに必要な10の知識
PMBOKにおけるプロジェクトマネジメントの5つのプロセスを紹介してきましたが、それらを行う上で必要になる知識(見るべきポイント)が10個あります。
ここからはそれら10の知識について紹介していきましょう。
①スコープ管理
スコープ管理とは、プロジェクトの範囲(スコープ)を定めることによって、プロジェクトの目標とそれを達成するために必要なタスクを具体化し、目標達成の確実性を上げるために必要な知識です。
PMBOKにおいて最も重要な項目とも言われており、ここの精度をいかに上げることができるかで、プロジェクトの成否が決まってきます。
②スケジュール管理
その名の通り、各プロセスや作業に要する時間やスケジュールを管理し、生産性を高めていくのがこの知識です。正確なスケジュールを得るためには、資源や人的リソースについても深く知っておく必要があります。
③コスト管理
プロジェクトを予算内で完了させるために必要なコストを算出し、予算設定やコントロールを行うのがコスト管理です。限られた予算の中でいかに効率を高めていけるかを考えていかなければなりません。
④品質管理
プロジェクトが自己満足で終わらず、しっかりとクライアントが求めるものとなっているのかをチェック・管理するのが品質管理です。各プロセスの出来についても、逐一チェックしていく必要があります。
⑤資源管理
プロジェクト達成のための人材や物的資源を調達・管理し、最適なチームを作り上げるのが資源管理です。掛けられるコストとも相談しながら、より良いチームを作っていきましょう。
⑥コミュニケーション管理
チームメンバーを含めたすべての関係者との適切なコミュニケーションを行うために情報の収集や配布を行います。
ただ伝達するのではなく、理解を得るところまでが求められます。
⑦リスク管理
プロジェクト遂行の際に懸念されるリスクを洗い出し、それらをコントロールしていくのがリスク管理です。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
上で紹介した9つの知識をまとめ、プロジェクト全体の方針を決めていくのが総合管理です。
総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネジメントの基本となるPMBOKについて、その基礎部分を中心に解説してきました。
自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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実際にアクションを起こすことによって、計画段階では気が付かなかった過不足が見つかる場合もあり、その際は計画を新たに練り直す必要も出てきます。
実行中のプロジェクトが計画通りに進捗しているかをチェックするのが、監視・管理プロセスです。
継続的にチェックを行い、計画との差異が見られた場合には、早めの対策をうっていきます。
継続的にチェックを行い、計画との差異が見られた場合には、早めの対策をうっていきます。
終結プロセス
すべてのプロセスが完了し、プロジェクトが終了すると、終結プロセスに移ります。
ここでは、単にプロジェクトを終了させるだけでなく、そこで得られた情報や成果を収集し、次のプロジェクトに向けて活かしていくことが求められます。
PMBOKに必要な10の知識
ここでは、単にプロジェクトを終了させるだけでなく、そこで得られた情報や成果を収集し、次のプロジェクトに向けて活かしていくことが求められます。
PMBOKにおけるプロジェクトマネジメントの5つのプロセスを紹介してきましたが、それらを行う上で必要になる知識(見るべきポイント)が10個あります。
ここからはそれら10の知識について紹介していきましょう。
ここからはそれら10の知識について紹介していきましょう。
①スコープ管理
スコープ管理とは、プロジェクトの範囲(スコープ)を定めることによって、プロジェクトの目標とそれを達成するために必要なタスクを具体化し、目標達成の確実性を上げるために必要な知識です。
PMBOKにおいて最も重要な項目とも言われており、ここの精度をいかに上げることができるかで、プロジェクトの成否が決まってきます。
②スケジュール管理
その名の通り、各プロセスや作業に要する時間やスケジュールを管理し、生産性を高めていくのがこの知識です。正確なスケジュールを得るためには、資源や人的リソースについても深く知っておく必要があります。
③コスト管理
プロジェクトを予算内で完了させるために必要なコストを算出し、予算設定やコントロールを行うのがコスト管理です。限られた予算の中でいかに効率を高めていけるかを考えていかなければなりません。
④品質管理
プロジェクトが自己満足で終わらず、しっかりとクライアントが求めるものとなっているのかをチェック・管理するのが品質管理です。各プロセスの出来についても、逐一チェックしていく必要があります。
⑤資源管理
プロジェクト達成のための人材や物的資源を調達・管理し、最適なチームを作り上げるのが資源管理です。掛けられるコストとも相談しながら、より良いチームを作っていきましょう。
⑥コミュニケーション管理
チームメンバーを含めたすべての関係者との適切なコミュニケーションを行うために情報の収集や配布を行います。
ただ伝達するのではなく、理解を得るところまでが求められます。
⑦リスク管理
プロジェクト遂行の際に懸念されるリスクを洗い出し、それらをコントロールしていくのがリスク管理です。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
上で紹介した9つの知識をまとめ、プロジェクト全体の方針を決めていくのが総合管理です。
総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネジメントの基本となるPMBOKについて、その基礎部分を中心に解説してきました。
自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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PMBOKにおいて最も重要な項目とも言われており、ここの精度をいかに上げることができるかで、プロジェクトの成否が決まってきます。
その名の通り、各プロセスや作業に要する時間やスケジュールを管理し、生産性を高めていくのがこの知識です。正確なスケジュールを得るためには、資源や人的リソースについても深く知っておく必要があります。
③コスト管理
プロジェクトを予算内で完了させるために必要なコストを算出し、予算設定やコントロールを行うのがコスト管理です。限られた予算の中でいかに効率を高めていけるかを考えていかなければなりません。
④品質管理
プロジェクトが自己満足で終わらず、しっかりとクライアントが求めるものとなっているのかをチェック・管理するのが品質管理です。各プロセスの出来についても、逐一チェックしていく必要があります。
⑤資源管理
プロジェクト達成のための人材や物的資源を調達・管理し、最適なチームを作り上げるのが資源管理です。掛けられるコストとも相談しながら、より良いチームを作っていきましょう。
⑥コミュニケーション管理
チームメンバーを含めたすべての関係者との適切なコミュニケーションを行うために情報の収集や配布を行います。
ただ伝達するのではなく、理解を得るところまでが求められます。
⑦リスク管理
プロジェクト遂行の際に懸念されるリスクを洗い出し、それらをコントロールしていくのがリスク管理です。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
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まとめ
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⑤資源管理
プロジェクト達成のための人材や物的資源を調達・管理し、最適なチームを作り上げるのが資源管理です。掛けられるコストとも相談しながら、より良いチームを作っていきましょう。
⑥コミュニケーション管理
チームメンバーを含めたすべての関係者との適切なコミュニケーションを行うために情報の収集や配布を行います。
ただ伝達するのではなく、理解を得るところまでが求められます。
⑦リスク管理
プロジェクト遂行の際に懸念されるリスクを洗い出し、それらをコントロールしていくのがリスク管理です。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
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⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
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まとめ
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⑦リスク管理
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⑧調達管理
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
上で紹介した9つの知識をまとめ、プロジェクト全体の方針を決めていくのが総合管理です。
総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネジメントの基本となるPMBOKについて、その基礎部分を中心に解説してきました。
自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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「SEのスキルアップ -プロジェクト管理の基本「PMBOK」について知ろう!【後編】
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moveIT運営事務局
moveIT!は機械的なマッチングだけでなく、人との繋がりを重視したIT専門の求人紹介サポートサービスです。
フリーランスの他、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・インターン、またはIT業界への就職転職希望者、IT業界での将来独立・起業を目指している方々など、働き方や経験者/未経験者を問わず幅広く総合的に支援するサービスをご提供しております。
リスクは高いが得られるものも大きい、というような場合もあるため、どのリスクを消して、どのリスクを取るのかを考えていかなければなりません。
プロジェクトを進める際に必要になる外部リソースを管理するのが調達管理です。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
業者の選定やそれらの進捗管理など、調達作業に掛かるすべての管理を行っていく必要があります。
⑨ステークホルダー管理
コミュニケーション管理と近しい内容ですが、特にステークホルダーに対して必要な情報の保管や伝達を行うのがステークホルダー管理です。
⑩総合管理
上で紹介した9つの知識をまとめ、プロジェクト全体の方針を決めていくのが総合管理です。
総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
まとめ
プロジェクトマネジメントの基本となるPMBOKについて、その基礎部分を中心に解説してきました。
自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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総合管理の質を高めるためには、9つの知識の精度も高めつつ、より具体的なマネジメントを行っていかなければなりません。
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自ら主軸となりプロジェクトを遂行していく際には、今回紹介した各プロセスや知識の現状がどうなっているか、どのようにしていくべきかを細かく考え、設定していきながら、プロジェクト全体をマネジメントしていくようにしましょう。
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