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エンジニアに求められるマネジメントスキルとは

エンジニアに求められるマネジメントスキルとは

プロジェクトをとりまとめたり、若手エンジニアを育成したりと、中堅エンジニアになるとマネージャーとしての仕事を任せられる機会が増えてきます。しかし、現場での仕事が好きだったり、マネジメントに自信がなかったりすると、マネージャーになるのが不安と感じられるのではないでしょうか。しかし、マネジメントに挑戦することで新たな視点を獲得し、エンジニアとしてのスキルを高めることにもつながるものです。ここでは、エンジニアに求められるマネジメントスキルやエンジニアにマネジメントが必要な理由などについて解説します。

エンジニアがぶつかるマネジメントの壁

エンジニアとして中堅クラスになってくると、現場のプレーヤーを続けるか、マネジメントに挑戦するかというキャリアの分岐点に立ち向かうことになります。もちろん、若手エンジニアにはない豊富な経験を活かしてスペシャリストとして活躍し続けることも可能ではありますが、会社組織の中では年次に応じてマネジメントの仕事も求められるもの。特に転職時には、ある程度の年次の人材にはマネジメント経験を問うケースがよくあるのです。

実際に挑戦してみて「マネジメントは自分に向いていない」と判断すれば、エンジニアとしてのキャリアを歩んでいくことも可能です。しかし、最初からマネジメントはやらないと決めて、食わず嫌いでチャレンジしないのはもったいないと言えます。なぜなら、マネジメントを経験することでエンジニアリングに対する視野が広がり、スキルアップにもつながるからです。マネジメントの壁にぶつかった時は、経験を積んで自分の適性を見極めるためにも、積極的にマネジメントに挑戦してみるとよいでしょう。

エンジニアにマネジメントが必要な理由

そもそも、なぜエンジニアがマネジメント業務も任されるのでしょうか。エンジニアにマネジメントが必要な理由やメリットについて解説します。

開発パフォーマンスが向上する

マネジメントとはリーダーシップを発揮し、プロジェクトを統率してメンバーのモチベーションをあげたり品質管理したりすることです。エンジニアがマネジメントを行えば、開発工程や現場での課題に対する理解が深いため、スムーズにプロジェクトをまとめ上げたり的確な指示を出したりできるというメリットがあります。また、現場のエンジニアにとっても開発を知らない人がマネジメントを行うより、現場をよく知るエンジニアがマネジメントを行った方が信頼でき、モチベーションも高まるものです。さらに、必要に応じてマネージャーが現場の技術支援を行うことができるのもメリットと言えるでしょう。様々な面から、エンジニアがマネジメントを行うことで開発のパフォーマンスが向上するのです。

プロジェクトの意思決定が早くなる

エンジニアであれば現場が抱える課題やトラブルをよく理解できるので、その声を経営層に伝え、スピーディに現場にフィードバックすることができます。また、プロジェクトでトラブルが発生した際も、速やかに的確な方針を示すことができるので、プロジェクトの意思決定が早くなるというメリットがあります

自分自身のキャリアアップや成長につながる

マネジメント経験を積むことでプロジェクトマネージャーなどへの昇進のチャンスを掴むことができます。また、プロジェクトを俯瞰して見る経験を積むことで、自分自身に足りないスキルを補うことができ、エンジニア業務に対する知見が広がります。転職の際にはマネジメントスキルが問われるケースが多いため、マネジメント経験はキャリアアップにも有効なのです。

エンジニアに求められるマネジメントスキル

エンジニアがマネジメントを行う際、どのようなスキルが求められるのでしょうか。マネジメントに挑戦したいという方は、以下のスキルを磨けるよう心がけてみてください。

人材の適性や能力を見極めるスキル

マネージャーはプロジェクトメンバーをアサインしたり、必要に応じて配置転換したりすることが求められます。どれだけ優秀な人材でも適切なポジションでなければその力を発揮できないため、一人ひとりが強みを発揮できるチーム作りが必要になるのです。そのため、日頃から部下や後輩の個性や適性を知る努力をして、適切な業務を任せられるようにしておく必要があります。

開発現場に対する理解力

開発現場に対する理解力があるかどうかで、プロジェクトの安定感やメンバーの信頼度は変わってきます。エンジニアがマネジメントに挑戦する場合、現場をよく知っていることかと思いますが、経験したプロジェクトで生じた課題やトラブルを振り返ることで、どのような点に注意してマネジメントすべきかが見えてくると思います。クライアントの要望をくみ取り、プロジェクトメンバーにモチベーション高く仕事してもらうためにも、これまで経験した仕事を振り返ってみるとよいでしょう。

リーダーシップ

マネジメントに最も求められるのはリーダーシップです。何かトラブルや課題が発生した時、どのような方針で動くべきかを示さなければ、プロジェクトメンバーは何をしていいか分からず時間だけが過ぎることになってしまうからです。また、通常の業務でもリーダーシップを発揮することで、プロジェクトメンバーのモチベーションは高まりますし、スムーズに業務を遂行することができます。リーダーシップはすぐに身につくスキルではありませんが、マネジメントに挑戦することでスキルが磨かれていくことでしょう。

コミュニケーション能力

クライアントとの交渉やプロジェクトメンバーへの指示、経営層への状況伝達など、マネジメントでは様々な関係者とコミュニケーションをとることになります。相手の考えを正確にくみ取り、自分の意見を的確に伝えるためのコミュニケーション能力が求められます。

まとめ

マネジメントの道に進むべきか迷っているエンジニアの方は、一度挑戦してみることをおすすめします。マネジメントというポジションからしか分からない視点もありますし、今後身につけるべき技術やスキルも見えてくるはずです。マネジメントにチャレンジして、自分自身のスキルをさらに磨き上げましょう。

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