エンジニアによくある眼精疲労の対処法を紹介

エンジニアの職業病と言っても過言ではない「眼精疲労」。単なる目の疲れから始まり、場合によっては肩こりや頭痛、吐き気といったからだ全体の不調に繋がったり、不眠症やうつといった精神的な不調に繋がってしまったりする可能性もある怖い症状です。今回はエンジニアが悩まされやすい眼精疲労について、その原因や対処法を紹介していきます。

社会人が一日の大半をかけて取り組む仕事では、その仕事ならではの疲れや不調が出やすいもの。中でもエンジニア職の人に多い悩みの一つが、目の疲れです。

目の焦点が合いづらくなってきたり、目が乾燥して辛くなったりして、仕事が思い通りに捗らなかったという経験をした人も多いのではないでしょうか。中には、目の疲れを発端にして、頭痛や吐き気、慢性的な肩こりなどに症状が悪化してしまう場合もあります。

エンジニアの職業病とも言える目の疲れですが、その効果はなかなか無視できるものではなく、仕事のやりやすさや健康のことを考えると、なんとか解決したい問題であるとも言えます。

エンジニアが眼精疲労を起こしやすい原因としては、パソコンなどから発せられるブルーライトによる影響が大きいと言われています。

ブルーライトとは、青と黄の2色だけで構成された白色の光で、太陽光や蛍光灯などよりもブルーライトの比率が高い、特殊な光のこと。パソコンから発せられているのはこのブルーライトであり、エンジニアは一日の大半をブルーライトに瞳をさらしながら仕事をするため、目が疲れやすくなってしまうのです。

またブルーライトは、体内リズムを変調させ、不眠症やうつの原因になることもあると言われています。だからこそエンジニアは、単なる眼精疲労だからと油断せずに、しっかりと対処をしていく必要があるのです。

ここからは、代表的な眼精疲労の対処法について紹介していきます。

暗い画面を目に力入れて見たり、明るすぎたり鮮やかすぎる画面を見続けると、それだけ目に疲れが貯まりやすくなってしまいます。部屋の明るさや周囲のライトの状況に合わせ、パソコン画面を最適な明るさ、色味に調整するだけでも、目の疲れを大きく軽減することができます。

目が疲れてくると、筋肉がこわばり、血流が悪くなってしまいます。そんな時は、お風呂に入ってしっかりと体全体を温め、さらに目元の血流を意識して筋肉をほぐしてあげることで、目の疲れを解消することができます。普段シャワーしか浴びないという人は、一度ゆっくりお風呂につかってみてはいかがでしょうか。辛い眼精疲労が劇的に改善するかもしれません。

筋肉の緊張をほぐす方法としては、ツボ押しマッサージも効果的です。目頭と鼻の間にある「晴明」というツボや、こめかみにある「太陽」というツボなど、目に関係するツボは多くありますので、ちょっとした仕事の空き時間などにツボ押しマッサージをするようにすると良いでしょう。

眼精疲労の原因になってしまうブルーライトですが、このブルーライトを軽減してくれるメガネもあります。パソコンを見る際は必ずブルーライトカットのメガネを装着する、という風にするだけで、眼精疲労を予防することができるでしょう。

目が乾燥してくると、それだけ疲労も貯まりやすくなってしまうため、定期的に目薬を差したり、部屋の乾燥を抑えたりといった工夫をしましょう。目が辛いと思っている時に、無理して続けるかしっかり休めるかで、眼精疲労の度合いや治りにくさも変わってきますので、目の疲れが気になったタイミングで都度対処していくことが大切です。

単純に、パソコン作業を止めて、目を休める時間を作るのも効果的です。1時間集中して仕事をしたら、3分間は何も見ず、ゆっくりと目を休める。これをするだけで、目の疲れを回復しつつ、仕事の能率を高めることができるでしょう。仕事の合間の休憩時間にスマホを見る、というようなことをしてしまうと、目が常にブルーライトにさらされてしまうことになるため、何もしない時間を作ることが大切です。

エンジニアの職業病でもある眼精疲労の原因と、その対策について紹介してきました。こうした身体の不調は、放置すればするほど、その症状がひどくなってしまったり長引いたりしてしまうので、なるべく早く対処するように心がけてください。

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