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Python案件の相場はどれくらい?フリーランスに必須の知識もご紹介!

Pythonはコードがシンプルで書きやすく読みやすいという特徴があります。
近年では、機械学習や深層学習を支える言語として注目を集めています。
「Python案件は稼げるのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回はPythonの案件を探している方に向けて、知っておいてほしい基礎知識を以下6つご紹介します!
  • Python案件を探す前にフリーランスが知っておくべきこと
  • 案件内容や案件数
  • Python案件の報酬相場
  • 在宅勤務や勤務日数
  • 案件獲得のためフリーランスがやっておくべきこと
  • 持っていると得な資格
Python案件の実態だけでなく、他にどんなスキルがあればフリーランスとして活躍できるかも紹介しています。

少しでも幅広い条件で案件を選べるように、是非参考にしてください。

1. Python案件を探す前にフリーランスが知っておくべきこと

始めに「Python」が言語としてどんな特徴を持っているのかをご紹介します。
今後さらに注目が期待されている言語です。
ステップアップしたい方は、まず特徴を把握して勉強をしましょう!

【メリット】シンプルで読みやすい

Pythonの大きな特徴の1つとしては「コードが他の言語と比べてもシンプルで読みやすいこと」です。
短いソースコードでシンプルに記述できるのが魅力で、とても覚えやすいというメリットがあります。
また汎用性が高いためPythonを覚えておくと、様々な業界で役に立ちます。

【デメリット】単独で使いにくい

Pythonはシンプルさがメリットである反面、そもそも使う場面が高度であったり、他言語と共用しなければいけなかったりする案件が多いのがデメリットです。
今から勉強しようとしているフリーランス初心者の方は、まずJavaやC言語から手を付けましょう。

海外では既に需要が高い言語

もともとPythonは海外で需要のあった言語です。
日本のアプリ開発分野ではPHPが主に使われましたが、海外ではPythonが使われていました。
そのため日本ではPythonに関する情報や過去の事例が未だ少なく、海外の英語記事や英語論文などを参考にしなくてはならないケースもあります。

今後も高需要なサービス開発ができる将来性

Pythonが使われるサービスのジャンルには、AI(人工知能)、機械学習、ビックデータ解析などがあります。
この界隈はこれからどんどん需要が高まっていくサービスなので、Python案件も増えていくと予想されています。

そのためフリーランスを目指すプログラマーやエンジニアの方は、今のうちに習得しておくことがおすすめです!

初心者・未経験者が活用するのは難しい

先に説明した通り、Pythonは読みやすさや記述のしやすさの面で優れていますが、使い方がとても高度です。
AI(人工知能)、機械学習、ビックデータ解析にも詳しくなければ案件をこなすことはできません。

そのためフリーランスで使用したい方は、まずベースとなるJavaやC言語を習得した際のプラスアルファとして勉強するのがおすすめです。

2. Pythonの案件内容は?フリーランス向け案件は少ない?

続いてはPythonの案件内容についてみていきましょう。
フリーランスでも獲得できる案件は主に以下のようなものです。

・人工知能(AI)・機械学習案件
・Webシステム・アプリケーション開発案件
・データ分析・解析案件
・ゲーム開発案件(主にスマートフォン・タブレット向け)
・先端テクノロジー案件


そもそも知識として機械学習や先端テクノロジーの高度な数値計算に強くないと、案件獲得が厳しいのが現状でもあります。
どの案件も需要の大きくなる内容でありながら、供給するプロフェッショナルが少ない状態が続いています。

現状JavaやC言語等の他言語より比較的案件数が少ないですが、日本でのPythonの認知度がまだ低いからだと考えられます。
今後日本国内での需要が高まることで、案件数も増加していくとされています。
Pythonの仕事を探す

3. Python案件の報酬相場は?どんな経験があればフリーランスで稼げる?

続いてはPython案件の月単価についてフリーランスの経験別にみていきましょう。

残念ながら、基本的に未経験者が獲得できる案件は少ないです。
経験1年未満で月35万円程、2~3年で月60万円程、5年以上続けている人は80万円以上もらえるケースも少なくありません。

経験"年数"ではなく経験の"内容"から見ると、クラウド系システムの運用であればAWS(Amazon web service)、データ解析ならSQLやスクレイピング、アプリケーション開発ならサーバーサイドエンジニア、フロントエンジニア等の経験があれば高単価案件獲得できる可能性が高まります。

またプロフェッショナルが少ない分、マネジメントするPMやリーダー経験のある人も高単価で求められています。

実際に「moveIT!」で紹介している案件の相場を一覧にまとめましたので参考にしてみてください。
スキル 金額/月
Python 50〜90万円
AWS 50〜90万円
Azure 50〜90万円
C言語 50〜70万円
Go 50〜100万円
Java 50〜100万円
JavaScript 50〜100万円
PHP 50〜80万円
Ruby 50〜90万円
VBA 50〜70万円
職業分類 金額/月
プログラマー 50〜70万円
SE 60〜80万円
PL 65〜85万円
PM 75〜110万円

4. Python案件でフリーランスは在宅勤務できる?勤務日数も紹介

続いて Python案件でフリーランスが在宅勤務・リモートができるのかを見ていきましょう。

大規模な開発や大きな会社のシステムを管理する案件では、どうしても他の関係者とのコミュニケーションが必要になります。
そのためリモートや在宅勤務ができるケースが少なくなります。
在宅勤務やリモートを優先して希望する場合は、少人数で稼働する案件を選ぶことをおすすめします。

勤務日数も週5日が可能な人のニーズが高いです。
2,3日程出勤のリモートで副業としてやりたい方は、Pythonで案件を探すのは厳しいかもしれません。

5. Python案件を獲得するためにフリーランスがやっておくべきことは?

Pythonを使った案件を獲得したいなら、以下のようなことを意識して行っておきましょう。

・"フレームワークを習得"して案件の幅を広げる
・Pythonの"ライブラリ"を学んでおく
・"市場動向を確認"して、どんなジャンルの案件が高単価になるかを見ておく
・上流工程での作業経験や、マネジメント業の経験を積む
・まだ日本に馴染みがない分、"英語を勉強"して論文を読んだりグローバルなやり取りができるようにしておく


Pythonについての理解を深めるために、以下2つについて詳しく見ていきます。

Pythonのフレームワーク

Python案件を獲得する上で、フリーランスにおすすめのフレームワークをご紹介します。

「Django(ジャンゴ)」


WEB開発用に必要な機能が揃っている「古スタックフレームワーク」の1つです。
ユーザ認証機能、管理画面、ポータルサイトの開発に使えて、人気の高いフレームワークです。

「Flask(フラスク)」


必要最低限な機能が揃う「マイクロフレームワーク」の1つで、小規模な開発に向いています。
最低限である分、あらゆるWEBサービスに活用できるフレームワークです。

Pythonのライブラリ

Pythonに限らず、プログラミング案件ではライブラリを使用することで効率化を図ります。
「機械学習」系、「WEB」系など分野によって使用するライブラリも違います。

フリーランスにおすすめの主なライブラリは以下です。

「NumPy(機械学習系)」


処理能力が遅いといわれるPythonの実行速度を上げてくれるライブラリです。
そもそもC言語で実装されているので、動作自体の速度も速くなります。
主に科学計算や数値計算における行列計算の高速化をしてくれます。

「Requets(WEB系)」


WEBサーバーを通じて情報を送受信する「HTTP」のリクエストをより操作しやすくするライブラリです。
シンプルで使いやすいので、初心者の方も覚えておくと便利です。

6. Python案件でフリーランスが持っていると得な資格は?

もしPython案件を獲得する上で、スキルを証明するものが欲しい人もいると思います。
そんなフリーランスの方は、以下の資格試験を受けてみましょう。

・「Python3エンジニア認定基礎試験」…プログラミング初心者も合格しやすい
・「Python3エンジニア認定データ分析試験」…Python使用者が十分合格できる

またもっとスキルアップし、レベルの高い資格が欲しい場合は「Python Certifications」という海外の資格試験にチャレンジしてみましょう。

Pythonは将来性あり!案件を探すフリーランスは準備から大切に

Python案件は案件により報酬は大きく異なりますが、おおよその相場は50〜90万円/月となっています。

Pythonは将来性のある言語で、これからも需要が高まっていくでしょう。
一方で初心者、未経験者には活用が難しくスキルを習得するにはある程度時間がかかります。
まずはベースとなるJavaやC言語を習得した後に、Pythonの学習をしていくと理解が深まるでしょう。

フリーランス向けのPythonを使った案件には、以下のようなものがあります。
・人工知能(AI)・機械学習案件
・Webシステム・アプリケーション開発案件
・データ分析・解析案件
・ゲーム開発案件(主にスマートフォン・タブレット向け)
・先端テクノロジー案件

Python案件をこなせるようになれば、フリーランスでも比較的安定した高い報酬が得られます。

ぜひ、スキルを磨いてPython案件に応募してみましょう。

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