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フリーランスSE(システムエンジニア)の年収や労働時間は?基礎知識を解説

SE(システムエンジニア)なら誰しも一度は、”フリーランスになる”という憧れを抱くのではないでしょうか。

フリーランスになると「年収が上がる」「会社や時間に縛られない」といった声を聞き、魅力的に思っている方も多いと思います。

この記事では、フリーランスSEに興味がある方に向けて「年収」「労働時間」「メリットとデメリット」など基本情報を解説します。
後半では案件の探し方、不安の解消法など実践的な方法をご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。

フリーランスエンジニアの収入や労働時間は?

フリーランスとは個人単位で期間や業務内容を定めた契約を、企業と結んで働く個人事業主のことです。
自由度や裁量権が大きく、個々人の働き方により収入や労働時間は変化しますが、平均収入と労働時間の一例をご紹介します。

平均収入

フリーランスエンジニア全体の平均収入は、約750万円ほどといわれています。
もちろん業種や扱う言語によっても、年収は変わってきますが、会社員エンジニアよりも平均年収が高い傾向にあります。
詳しくはこちらでも解説していますので、気になる方はぜひ見てみてください。
フリーランスエンジニアの年収はいくら?年収1000万を実現するためには

労働時間

フリーランスエンジニアの方の労働時間は1日8時間、トラブルがあった時は残業するという方が多いようです。
一口にフリーランスといっても、開発現場へ常駐する「常駐型」リモートで仕事をする「在宅」で働き方が大きく変わります。

”常駐エンジニア””在宅エンジニア”どちらにもメリット、デメリットがあるので自分に合った働き方を見つけることが大切です。
案件に応募をする際は、募集要項や詳細をしっかり確認しておきましょう。

フリーランスSE(システムエンジニア)のメリット

フリーランスSEのメリットは、以下のようなものがあります。
・収入アップが見込める
・時間や場所の裁量権が自分にある
・キャリアのリスクを分散できる

収入アップが見込める

フリーランスエンジニアは実績が収入に直接反映されるため、実績を上げれば上げるほど高収入が期待できます。
同じスキル・同じ労働時間で、会社員エンジニアとフリーランスエンジニアの収入を比べてみると、後者のほうが受け取る報酬は高くなりやすいです。

会社や組織のように年功序列や資金体系、規則に縛られることがないため、働いた分の実績が収入に繋がっていきます。

高いスキルがあれば、スキルに見合った高単価の案件を選択することも可能です。
今まで会社に評価されず悩んでいた方は、独立することで収入アップに繋がり、モチベーションが高まるでしょう。

時間や場所の裁量権が自分にある

会社に所属していると、「勤務時間」や「就業場所」など、さまざまな規則があります。
IT業界ではテレワークが進み、常駐せずに自宅から仕事ができるケースが増えましたが、出勤を必須としている会社もまだまだたくさんあるでしょう。
雇用されている場合、その時々で会社の方針に従うしかありません。
一方、フリーランスは勤務時間や働く場所の裁量権が自分にあります。
人生その時々のステージに合わせて、自分で決められるのはフリーランスの魅力のひとつです。

キャリアのリスクを分散できる

会社員として働いていると、会社から指定されたポジションにつき、上司からの指示で作業を進めることが大半です。
やってみたい業種やポジションを上司に伝えても「希望が通らなかった」という経験をされた方も居るのではないでしょうか。

一方、フリーランスエンジニアは自分で案件を選べる分、自分自身でキャリアを選択していくことが可能です。
得意分野を磨き「スペシャリストを目指す」「オールラウンドに活躍するITエンジニアを目指す」など、あなたの価値観でキャリアを選べます。
一つの企業に縛られないということは、一つの分野に縛られることなく、リスクを分散することに繋がります。

フリーランスSE(システムエンジニア)のデメリット

フリーランスSEのデメリットは、以下のようなものがあります。
・収入が安定しにくい
・本業以外の業務が発生する

収入が安定しにくい

SE(システムエンジニア)に限らず、フリーランスのデメリットで一番大きなものは収入が安定しにくいことです。

会社に雇用されていると、毎月決まった給与を手にすることができますが、フリーランスは給与の概念はありません。
受注した仕事の内容に応じて報酬を受け取ることになりますので、仕事が途切れてしまう可能性もあります。

また、万が一体調を崩して仕事を受けられなかった場合は、その分報酬が下がってしまいます。
収入アップが見込める反面、収入が安定しにくいリスクはありますので留意しておきましょう。
ただし、フリーランスが加入できる「小規模企業共済」や「所得保障制度」などで備えることもできます。
後半の不安解消法の項目でご紹介します。

本業以外の業務が発生する

まずはフリーランスとして開業するための手続き、以前は会社でやっていてくれた「税金」や「保険」関連の手続きなどを自分で行う必要があります。

その他にも
・日々の経費の管理
・毎月の請求処理
・確定申告
・営業
・案件受注、クライアントとのやりとり
など、事務・経理処理を、全て自分で対応しなければなりません。
もちろん、税理士などの専門家に依頼して手間を省くことも可能ですが、その分費用がかかります。

最近ではフリーランス向けに事務・経理処理をサポートしてくれるソフトやクラウドサービスも増えているので、上手に活用していきましょう。

フリーランスSE(システムエンジニア)|案件受注の方法

フリーランスSE(システムエンジニア)には、案件を受注する方法がいくつかあるのでご紹介します。
・紹介
・クラウドソーシング
・エージェントサービス
・「move IT!」を利用

紹介

フリーランスになりたての頃は、実績がないため案件探しに苦労しやすい時期です。
そんな時期に案件を受注する経路として多いのは「紹介」です。
主に、会社員の時に関わったクライアント、プライベートな知り合い、友人など、すでに交流がある人物から仕事の紹介を受けるケースが多いでしょう。
お互い仕事の仕方や性格などを把握しているため、話が円滑に進みやすいです。

もちろん、全くの人脈がない状態からフリーランスを始めた方も数多くいます。

ITエンジニア向けのセミナーやフリーランスの集まりに参加したり、営業に自信のある方は自ら営業をかけてみるのも良いでしょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、フリーランス向けの案件を手軽に探すことができます。

その時々で募集されている案件に応募をして提案が通れば、クライアントと直接やりとりをしながら業務を進めていきます。
(クライアント=発注者・フリーランス=受注者)

年齢や経歴は関係なく、誰でも利用が可能。
ただし、スキルが必要なく誰にでもできる内容の案件は「単価が安い」「応募が多く競争率が高い」という状況になりやすいので注意が必要です。
また、手数料や消費税が引かれて報酬が支払われることも覚えておきましょう。

エージェントサービス

ある程度実績やスキルはあるけれど「どうアピールしたらいいかわからない」「営業の仕方がわからない」という方はエージェントを利用してみましょう。

エージェントを利用すると、「営業」や「案件獲得」を代行をしてもらえます。
営業や案件探しに時間をかけなくて良いので、業務に集中できます。

また、案件の単価アップが期待できるのもエージェントの特長です。
自分一人で営業、クライアントとのやりとりを進めていると、交渉を詰めきれずに「低い単価」で案件を受注してしまうことがあります。

そこにエージェントという第三者が入ることによって、適正単価への交渉をスムーズに行うことができます。
あなたのスキルを見極め、適切な案件を紹介してくれるため、案件探しや事務手続きに時間をかけることがありません。


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フリーランスSE(システムエンジニア)のよくある疑問と不安

いつまでも稼ぎ続けられるのか?

この不安は、フリーランス・会社員・エンジニア問わず誰もが抱える不安でしょう。
昨今では会社員=生涯安定という考え方は変わりつつあります
終身雇用は崩壊し「60歳の定年まで会社員」なんて考え方は、今では幻想になってきています。
会社員でもフリーランスでも20年、30年後のことは誰にもわかりません。


むしろ個人の稼ぐ力を身につけるためにも、フリーランスを経験することは大きな経験値となります。
漠然とした不安を抱えて会社に縛られるよりも、後悔しないために本当にやりたいことをやるべきといえるでしょう。

自分で責任を負うのが不安

仕事をする上で気になるのが、トラブル時の対応。
当然のことながらフリーランスは、全ての仕事が自分の責任になります。

そのため、時間の管理や契約内容の把握などの管理能力が必要といえます。
基本的な納期や契約について守れない場合は、フリーランスとしてやっていくことは難しいでしょう。

ただ、契約内容を把握しきちんと守っていることができれば、会社員時代より怒られる・責められることは少なくなります。
なぜなら委託側は、成果物に満足しなかった場合、クレームを出すよりも次から依頼しないという選択をすることが多いです。
シビアな世界ですが、それゆえにフリーランスは自由度が高く収入の上限もありません

今後の見通しに不安を感じる

フリーランスになってからも、収入についての不安を感じることはあるでしょう。
保証がある訳ではないので「このまま仕事を受け続けることができるかな」「仕事が突然無くなったらどうしよう」と悩むのは当然のことです。

『今後の見通し』不安解消法


不安を解消する方法としては、数ヶ月分の生活費を貯金をしてから独立すると良いでしょう。
最悪、仕事が無くなった場合には貯金を切り崩しながら新たな就職先を見つけることもできます。

とはいえ、需要が多いシステムエンジニアの世界ですので選り好みしなければ仕事がない状況には陥りにくいでしょう。

体調を崩して働けなくなったらどうしようと不安

病気やケガで働けなくなった時に、収入がゼロになってしまうのもフリーランスの不安要素のひとつでしょう。
もちろん貯金を貯めておくことは心の余裕に繋がります。
しかしその他にも、個人事業主であるフリーランスが利用できる制度を活用することで万が一に備えることができます。

『働けなくなったら・・・』不安解消法

フリーランスの方向けの”所得保障制度”や”小規模企業共済”などを活用することで、働けなくなった時の収入ゼロの不安が無くなるでしょう。

所得保障制度とは、病気やケガで働けなくなった時に給料に基づき設定された保険金を受け取ることができるフリーランスには有難い制度です。

小規模企業共済とは、個人事業主など小規模企業の経営者が、廃業や退職時の生活資金などのために積み立てをする制度のことです。
掛金が全額所得控除できるなどの税制メリットに加え、事業資金の借入れもできるので、おトクに利用できます。
フリーランスとして独立した後も、情報収集は大切。
こういった情報を手に入れるためにも、エージェントなどに相談することは有益です。
ひとりで悩むよりも、独立サポートを行っているエージェントに一度相談してみると良いでしょう。

まとめ

・フリーランスエンジニアの平均年収は約750万円ほど
・フリーランスエンジニアの労働時間は働き方によって違う

【フリーランスSEのメリット】
・収入アップが見込める
・時間や場所の裁量権が自分にある
・キャリアのリスクを分散できる

【フリーランスSEのデメリット】
・収入が安定しにくい
・本業以外の業務が発生する

【案件受注方法】
・紹介
・クラウドソーシング
・エージェントサービス
・「move IT!」を利用

現状に不満を感じているなら、ぜひ行動を起こし理想の働き方を手に入れていきましょう。

コラム著者情報

moveIT運営事務局


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